西国三十三カ所 第四番札所 槙尾山 施福寺 [西国三十三カ所]
参詣日は2011年7月13日、西国巡礼の難所の一つと言われている施福寺への参詣を計画、槙尾山登り口から本堂までの往復時間も考慮して周辺を回るのはあきらめ、その代わり帰路に葛井寺の参詣をすることにした。初めての1日二ヶ所の西国観音霊場巡拝である。
西国三十三カ所 第四番札所 槙尾山 施福寺
住所 大阪府和泉市槙尾山町136 [地図]
宗派 天台宗
開基 行満上人
御本尊 十一面千手千眼観世音菩薩(札所本尊)
創建 欽明天皇御代(539~571)
御詠歌 深山路や 檜原松原 わけゆけば 巻の尾寺に 駒ぞいさめる
拝観料 不要
駐車場 有り 無料
拝観時間 12月1月2月末日8:00~16:00、3月~11月末日8:00~17:00
納経時間 同上
槙尾山への登り口、このすぐ手前に駐車場がある。よほどの繁忙期で無い限り、駐車に困ることはなさそう。無料であるし有り難い。
しばらくはなだらかな傾斜の階段が続く。
しばらく歩くと仁王門(山門)にたどり着く。画像のタイムスタンプを見ると登り口からここまで約8分。屋根の下に木鈴のようなものがあるが、これはスズメバチの巣。すでに駆除されていたが、でかくて驚いた。
仁王門から先はちょっとしたハイキングコース。それなりの準備を。
弘法大師姿見の井戸。仁王門から約5分。
道中、多くのお地蔵さんに見守られる。
空海が剃髪をしたとされる場所に愛染堂が建っている。
ここからは石の階段、本堂まではあと少し。
空海の毛髪が祀られているという弘法大師御髪堂。
ようやく本堂にたどり着く。画像のタイムスタンプから登り口から本堂まで50分。これは撮影しながらなので、約40分程度のハイキングだと思っておけばいい。
宝形造りの本堂。南北朝時代には衆徒と共に南朝方に与力し、それ以降も戦乱に巻き込まれることが多かったという。天正年間には仁王門を残して、伽藍はすへで焼失したが、慶長年間に豊臣秀頼の寄進によって再興したという。現本堂は安政年間の復興である。
本堂前。
同じく本堂前。
多くの奉納額のある外陣。西国第四番と書かれている大きな提灯が印象的。右側が納経所。
本堂の裏手にある大師堂。
西国三十三所の観音様が安置されているお堂。
境内のお茶屋さんのそばに展望台があって、和泉山系の山並みを一望できる。
施福寺の御朱印です。
黄金塚・施福寺経塚の遺宝―和泉の考古 特別展市制30周年記念 (1985年)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 和泉市久保惣記念美術館
- 発売日: 1985/10
- メディア: -
コメント 0