西国三十三カ所 第五番札所 紫雲山 葛井寺 [西国三十三カ所]
参詣日は2011年7月13日、施福寺からの帰路に葛井寺にも参詣した。初めての1日二ヶ所の西国観音霊場巡拝である。
施福寺から国道170号線に戻って北上し、野中北交差点で府道186号線で近くまで行く。途中に有料駐車場が見つかるが、そこはスルーして、近くに式内社辛国神社が鎮座しているので、そちらに参拝してから葛井寺に向かった。葛井寺は近鉄藤井寺駅から徒歩5分。到着した時、南大門の周りは子供達の自転車がたくさんあり、そこで遊んでいた。街中にある霊場だということを感じさせる。
西国三十三カ所 第五番札所 紫雲山 葛井寺
住所 大阪府藤井寺市藤井寺1丁目16-21 [地図]
宗派 真言宗御室派
開基 行基
御本尊 十一面千手千眼観世音菩薩
創建 神亀2(725)年
御詠歌 参るより 頼みをかくる 葛井寺 花のうてなに 紫の雲
拝観料 不要
駐車場 有り(府道186号線沿いNTT南側) 500円
拝観時間 8:00~17:00
納経時間 同上
葛井寺の南大門。商店街から一歩入って、少しだけ人々のざわめきは薄れる。寛政年間に再建された。入母屋造りの楼門である。
西国四番と刻まれた寺号碑。南大門には紫雲山と書かれた扁額が掲げられている。葛井寺の創建年代は不明だが、西門にある由緒書によると、7世紀代に渡来系氏族白猪氏のちに葛井氏の氏寺とした建立されたというが、創建については諸説あり確証は得ない。
南大門から境内を見る。本堂までは石畳が続く。
南大門をくぐった右側に鐘楼がある。
青銅の燈篭と本堂。
更に進むと石灯籠。脇には「聖武天皇御寄附 寫紫雲石燈篭」と刻まれた碑。紫雲石燈篭と呼ばれ、山号の由来になっている。境内にあるこちらは複製で、実物は損耗が激しいため、本堂裏の庭園にある。
天平年間作の本邦最古級の国宝乾漆千手観音坐像が鎮座する本堂。毎月18日は御本尊の開扉日で、300円を納める。いずれ御尊顔を拝みたいと思う。
別の角度から本堂。
本堂前。
本堂内陣前。葛井寺と書かれた扁額が掲げられる。
藤井寺駅から来た時には、まず四脚門(西門)にたどり着く。この西門は、慶長6(1601)年豊臣秀頼の寄進によるものという。元は南大門であり、のちここに移築したもの。葛井寺では現存する最古の建造物で、国の重文に指定されている。
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西国三十三カ所 第四番札所 槙尾山 施福寺 [西国三十三カ所]
参詣日は2011年7月13日、西国巡礼の難所の一つと言われている施福寺への参詣を計画、槙尾山登り口から本堂までの往復時間も考慮して周辺を回るのはあきらめ、その代わり帰路に葛井寺の参詣をすることにした。初めての1日二ヶ所の西国観音霊場巡拝である。
西国三十三カ所 第四番札所 槙尾山 施福寺
住所 大阪府和泉市槙尾山町136 [地図]
宗派 天台宗
開基 行満上人
御本尊 十一面千手千眼観世音菩薩(札所本尊)
創建 欽明天皇御代(539~571)
御詠歌 深山路や 檜原松原 わけゆけば 巻の尾寺に 駒ぞいさめる
拝観料 不要
駐車場 有り 無料
拝観時間 12月1月2月末日8:00~16:00、3月~11月末日8:00~17:00
納経時間 同上
槙尾山への登り口、このすぐ手前に駐車場がある。よほどの繁忙期で無い限り、駐車に困ることはなさそう。無料であるし有り難い。
しばらくはなだらかな傾斜の階段が続く。
しばらく歩くと仁王門(山門)にたどり着く。画像のタイムスタンプを見ると登り口からここまで約8分。屋根の下に木鈴のようなものがあるが、これはスズメバチの巣。すでに駆除されていたが、でかくて驚いた。
仁王門から先はちょっとしたハイキングコース。それなりの準備を。
弘法大師姿見の井戸。仁王門から約5分。
道中、多くのお地蔵さんに見守られる。
空海が剃髪をしたとされる場所に愛染堂が建っている。
ここからは石の階段、本堂まではあと少し。
空海の毛髪が祀られているという弘法大師御髪堂。
ようやく本堂にたどり着く。画像のタイムスタンプから登り口から本堂まで50分。これは撮影しながらなので、約40分程度のハイキングだと思っておけばいい。
宝形造りの本堂。南北朝時代には衆徒と共に南朝方に与力し、それ以降も戦乱に巻き込まれることが多かったという。天正年間には仁王門を残して、伽藍はすへで焼失したが、慶長年間に豊臣秀頼の寄進によって再興したという。現本堂は安政年間の復興である。
本堂前。
同じく本堂前。
多くの奉納額のある外陣。西国第四番と書かれている大きな提灯が印象的。右側が納経所。
本堂の裏手にある大師堂。
西国三十三所の観音様が安置されているお堂。
境内のお茶屋さんのそばに展望台があって、和泉山系の山並みを一望できる。
施福寺の御朱印です。
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西国三十三カ所 第二十八番札所 成相山 成相寺 [西国三十三カ所]
参詣日は2011年5月18日、成相寺と丹後一の宮籠神社をメインに周辺を回るツーリングに出かけた。5月は例年雨の日は少ないし、気温も良い、そろそろ梅雨だという気持ちから、ツーリングに出かける機会が多くなってしまう。
西国三十三カ所 第二十八番札所 成相山 成相寺
住所 京都府宮津市成相寺339番地 [地図]
宗派 真言宗
開基 真応上人
御本尊 聖観世音菩薩
創建 慶雲元(704)年
御詠歌 波の音 松のひびきも 成相の 風ふきわたす 天の橋立
拝観料 入山料500円
駐車場 有り 入山料に含まれる。車、バイクの場合、駐車場の受付で入山料を納める。
拝観時間 8:00~17:00
納経時間 8:00~17:00
成相寺の山門。駐車場が本堂に近い位置にあるので、一旦山門まで下る。ケーブルカーやリフトで傘松公園まで行き、そこから山門までバスも出ているので、そういうコースをたどるのもいい。
朱色に施された山門。本堂へと続く参道。彫刻も見所がある。
山門に掲げられた寺号扁額。
山門をくぐり、しばらく歩くと本堂への階段がある。その登り口に「撞かず鐘」と称される鐘楼がある。
階段の上に本堂。応永7(1400)年に山崩れで伽藍が崩壊し、当時より少し南の現在地に移されたという。
現在の本堂は安永3(1774)年の建立。重厚感溢れる入母屋造り。京都府指定文化財。
本堂前。
本堂内陣は開かれていて、ご本尊を目の前に参拝できる。
本堂に掲げられている奉納額。右側には左甚五郎作と伝えられる「真向きの龍」。どこから見ても真正面に見える。
平成10年に復元された五重塔。
この他画像は無いが(撮ろうと思っていたが、忘れてしまった)、本堂脇に国の重文指定の鉄湯船がある。これは東大寺、智恩寺と合わせて、三大鉄湯船のひとつとされる。
この後パノラマ展望台に登ろうとしたが、未舗装路で二輪では怖かったのであきらめた。
成相寺の御朱印です。
西国三十三カ所 第二十八番札所 成相山 成相寺
住所 京都府宮津市成相寺339番地 [地図]
宗派 真言宗
開基 真応上人
御本尊 聖観世音菩薩
創建 慶雲元(704)年
御詠歌 波の音 松のひびきも 成相の 風ふきわたす 天の橋立
拝観料 入山料500円
駐車場 有り 入山料に含まれる。車、バイクの場合、駐車場の受付で入山料を納める。
拝観時間 8:00~17:00
納経時間 8:00~17:00
成相寺の山門。駐車場が本堂に近い位置にあるので、一旦山門まで下る。ケーブルカーやリフトで傘松公園まで行き、そこから山門までバスも出ているので、そういうコースをたどるのもいい。
朱色に施された山門。本堂へと続く参道。彫刻も見所がある。
山門に掲げられた寺号扁額。
山門をくぐり、しばらく歩くと本堂への階段がある。その登り口に「撞かず鐘」と称される鐘楼がある。
階段の上に本堂。応永7(1400)年に山崩れで伽藍が崩壊し、当時より少し南の現在地に移されたという。
現在の本堂は安永3(1774)年の建立。重厚感溢れる入母屋造り。京都府指定文化財。
本堂前。
本堂内陣は開かれていて、ご本尊を目の前に参拝できる。
本堂に掲げられている奉納額。右側には左甚五郎作と伝えられる「真向きの龍」。どこから見ても真正面に見える。
平成10年に復元された五重塔。
この他画像は無いが(撮ろうと思っていたが、忘れてしまった)、本堂脇に国の重文指定の鉄湯船がある。これは東大寺、智恩寺と合わせて、三大鉄湯船のひとつとされる。
この後パノラマ展望台に登ろうとしたが、未舗装路で二輪では怖かったのであきらめた。
成相寺の御朱印です。
西国三十三ヵ所を歩く旅―千年の歴史を秘める観音巡礼 (エコ旅ニッポン)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 2010/10
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