豊前国の式内社と宇佐神宮行幸会八社を巡る9 ~宇佐神宮その3 上宮本殿へ [ツーリング]
再びここに戻ってきて、小椋山の上宮へ登る。
上宮への階段を登っていると上から巫女さんが降りてくる。時刻は16:00を回ったあたり。本日の出仕が終わったのであろうか。
階段を登った先の踊り場、西大門とむかい合う形で若宮神社が鎮座。祭神は仁徳天皇。
若宮神社が鎮座する踊り場の南側、菱形池に降りる階段沿いに亀山神社が鎮座。小椋山は亀山とも言い、亀山の山の神である大山積命を祀る。
上宮の入口に建つ鳥居。宇佐神宮の鳥居は宇佐鳥居と呼ばれ、古来の様式を継承する。
西大門をくぐると上宮。
上宮の境内。
西回廊の楠に鎮座する八子神社。八幡大神の八王子神を祀る。
南中楼門(勅使門)を中心にして、画像の奥から一、二、三之御殿の拝所。
一之御殿拝所から八幡大神を祀る一之御殿を見る。
一之御殿の西側に脇殿の春日神社。奥には二之御殿脇殿北辰神社。
南中楼門(勅使門)が二之御殿の拝所。御門の神として高良大明神、阿蘇大明神の二神を祀る。
一之御殿拝所から申殿とその背後の二之御殿。
三之御殿拝所から申殿とその背後の二之御殿。二之御殿には比売大神を祀る。南中楼門や二之御殿の配置から、比売大神が主祭神に見えてしまう。比売大神は多岐津姫命、市杵嶋姫命、多紀理姫命の宗像三女神とされる。
三之御殿拝所から神功皇后を祀る三之御殿を見る。
三之御殿脇殿の住吉神社。
上宮の境内から南大門に降りる階段がある。これを百段と言い、かつては大石を使った造りであったという。
百段を降りた先の南大門。
上宮の境内から御許山(宇佐神功奥宮大元神社)を遙拝する。
遙拝所から御許山を眺める。
宇佐神宮御朱印。以前に訪れた時のもの。
早朝に新門司港に着いて、宇佐神宮に到着するまで雨が降ったりやんだりの天気であったが、本降りにはならなかったし、宇佐神宮では雨はあがってくれた。
表参道商店街に駐めたバイクに戻ってくると17:00。参拝を終えるのを待ってくれたかのように雨がザーと降り出した。御許山は完全にあきらめて、この後は妻垣神社に向かった。
今回の参拝旅初日はすっきりしない天候になったが、式内社二社と宇佐神宮行幸会八社を予定通り回ることができた。帰ってきて整理するために文献など調べていると放生会関連の神社にも回ってみたくなったので、できれば今年中にもう一度九州に行ってみたいと思う。