SSブログ

四国八十八カ所 バイク遍路 第二十一番札所 舎心山 太龍寺 [四国八十八カ所]


 参拝日は2010年5月30日、遍路2日目の本日11箇所目。到着はAM16:45頃。「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と四国巡礼の難所のひとつ。西の高野とも称され、へんろころがしの札所であるが、現在ではロープウェイが開通している。ロープウェイは往復2400円なので貧乏バイク遍路としては境内近くまで山道を登る。
 鶴林寺から鶴峠を那賀川側へ下り、県道19号線を左折、県道282号線と進み、28号線を南下して、阿南市側から太龍寺の登山道を登る。鶴林寺から約15km。
 ちなみにロープウェイを利用する場合は県道19号線に入って右折すればよい。

四国八十八カ所 第二十一番札所 舎心山 太龍寺 (しゃしんざん たいりゅうじ)
住所 徳島県阿南市加茂町龍山2 [地図]
宗派 高野山真言宗
開基 弘法大師
御本尊 虚空蔵菩薩
創建 延暦12(793)年、延暦17(798)年の説も。
御詠歌 太龍の 常にすむぞや げに岩屋 舎心聞持は 守護のためなり

拝観料 不要
駐車場 有り ロープウェイ乗り口は無料、太龍寺境内下の駐車場は志納制、境内まで約1.5Km
納経時間 AM7:00~PM5:00
宿坊 なし
太龍寺ロープウェイ家頁 http://www.shikoku-cable.co.jp/tairyuji/

P5300309_r.jpg
 太龍寺の仁王門。
 納経時間ぎりぎりに到着したこともあって、急いで参拝を済ませて納経印を頂いたため、仁王門は最後に撮っていた。駐車場から登っていくと仁王門を経由せずに、記憶違いの可能性もあるが、おそらく六角経堂のあたりにたどり着き、本堂へ向かったのかも知れない。

P5300306_r.jpg
 仁王門から石の階段を上がる途中に鐘楼門。

P5300296_r.jpg
 本堂を右側から。本堂の正面はすぐに階段になるため、正面からの姿は足場でも組まない限り撮影できない。本堂前の階段を下りていくとロープウェイ駅になる。

P5300294_r.jpg
 本堂の外陣。西の高野と称されるだけあって、本堂は堂々の佇まいを見せる。
 開創は桓武天皇の勅願により、空海が開基したという。延暦12(793)年に堂塔が建立され、空海が虚空蔵菩薩像を刻み安置したと伝えられるが、延暦12年は空海が渡唐する以前であり、この説には無理がある。
 もうひとつの創建年説、延暦17(798)年の方は、桓武天皇の勅願によって、阿波国司藤原文山によって堂宇が建てられたという。

P5300293_r.jpg
 本堂の提灯。寺の本堂や神社の拝殿につり下げられた提灯が、私は好きなのだ。

P5300305_r.jpg
 太龍寺の大師堂。こちらも風格がある。

P5300298_r.jpg
 本堂の裏手の小高い地に建つ多宝塔。なかなか良い撮影ポイントが無かったため、少し見えにくいのと、時間も遅くなり薄暗いので、少し加工した。

 太龍寺は時間の関係もあって、持仏堂の龍の天井絵や数多く建つ堂宇を撮影する時間を取れなかったので悔いが残っている。初日訪れることができなかった熊谷寺の山門とあわせて、ここには必ず再訪してみようと思い太龍寺を後にした。

21-tairyuji_r.jpg
 第二十一番札所 舎心山 太龍寺 御朱印。


nice!(26)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 26

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。